徒然カレー日記

ゼロです。
ゼロは昔、勤務地が下伊那郡という場所だったことがあります。当時は独身で、外食が多かったのですが、下伊那郡中川村の食事処に週に一度は行ってました。トンカツやおでんとか、定食屋と居酒屋が合体したようなお店だった記憶があります。あれから30年近く経ち、その店舗に今では『アジアごはんとスパイスカレー　アドゥマン』なるお店が入ってます。カレー好きとしては気になるので、時間が出来たので行ってみました。

ネット情報によると、店主は大阪でスパイスカレーの店をやっていたとのこと。どうゆう経緯で長野県（しかも大自然豊かな中川村）に来たのでしょうか？その理由までは記事に書いてありませんでした。

営業は水～土の11:45～14:00、あと金土と18:00～20:00です。



カレー屋の稼ぎ時は昼と言われていますから、昼中心の営業で良いかとは思います。それにしても週休３日か…と思ってたら、出張営業もしているんですね。

『一人のオペレーションなので…』時間がかかります、と掲示されてましたが、ここまで来たら突入です！食べられるまで帰らねえぞ！！

店内は、アジアンな内装になってました。『この店舗』に入店するのは30年ぶりです。



懐かしさを感じる部分は、ほとんどないですね。以前の建物を使っていますが、完全に生まれ変わりましたね。

結構お客さんで賑わっています。料理が出てくるまでに時間が掛かりそうです。

このお店は木金がカレーの日となっていて、カレーメニューが充実しています。口コミ情報で知っていたので、ゼロ夫婦が来店したのも木曜日です。しかもカレーの日に作るカレーは、種類がどんどん変化していくらしく、今日食べることができたカレーを次回もまた食べることができるか、その保障はないんですね。まさに一合一会、謹んで食べさせて戴きます。



今回のカレーメニューは、①ベジタブルカレー　②チキンキーマ　③直火あぶり豚スジサーグカレー　④アドゥマングリーンカレー  の４品です。

ゼロは２種あいがけにして、③と④にしました。妻も２種あいがけにして、①と②にしました。二人で分業して食べるという作戦です。シェアすれば一通り味わうことが出来ます。
それからスパイスタマゴをそれぞれトッピングしました。

注文してから20分ほどして料理到着。



こちらがゼロの２種あいがけ（③豚スジ＆④グリーンカレー）＋スパイスタマゴ。



上部分が④グリーンカレー、下部分が③豚スジ　です。カレー以外にトッピングが素晴らしい！オプションはタマゴだけです。
草みたいなのはカスメリティかと思えますが、甘い香りはさほど感じませんでした。それにしてもトッピングの種類が多く、味も多彩です。オレンジの球形物体は多分キンカンですが、梅みたいな味で頭がパニック！レンコンは塩っぱかったかな？



味が多彩過ぎて、『どれ』が『どんな味』だったのか思い出せないくらい頭が混乱してしまいました。

肝腎のカレーですが、まずは④グリーンカレー。
シャバシャバな白いルーにはレンコン、ヤングコーン、など多種の野菜がタップリと煮込まれています。シャキシャキとした歯応えも楽しめます。グリーンカレーって辛いだけじゃ無くココナツミルクの甘味も強いのが一般的だと思うのですが、こちらのは甘さ控えめでした。

そして③豚スジサーグカレー。
後で知ったのですが、サーグとは青い葉っぱという意味があるそうです。見た目、葉っぱらしきものは見当たりませんが？
こちらも甘味は抑えめで、スッキリした味でした。
豚肉ですが、なかなか引き締まった肉です。歯応えを感じつつ食べました。

と感想は書きましたが…実はカレーの味もトッピングと混ざってしまい、実は良く思い出せないのです。カレーを食べて『なるほど』と味を噛みしめても、トッピングやもう一つのカレーを食べてから再び食べると『さっきと味の感じ方が変わった！』となってしまうのです。口の中が、スパイス祭りです。色んなスパイスや味が、色々なタイミングで舌に襲いかかるので、舌がスパイス祭りになって軽くパニックしてしまうのです。トドメは白い固形物のトッピング…バナナでした！バナナの甘味は予想していなかったなあ。あいがけ恐るべし！４種あいがけにしたら、舌は完全に麻痺したでしょう。

妻のカレーはこちら。



①ベジタブルカレーですが、トマトの酸味を強く感じました。ジャガイモは大きめカットで、ボリューム感があります。

②チキンキーマ
スパイスの香りが、一つ抜きん出ています。お香のような風味で、どのスパイスか特定できない自分の味覚がクヤシイです。

スパイスタマゴですが、半熟の黄身がトロトロで良いアクセントでした。スパイスの塊が乗っていて、ラーメン屋のタマゴトッピングとは全然異なるタマゴのスパイスの味わいが個性的でした。

妻もゼロと同じ気持ちだそうです。つまりスパイスなどの味が多彩過ぎて、舌の上が祭り状態！味が混乱してしまったそうです。
この舌の混乱が、スパイスカレーにハマっていく第一歩なのでしょうか。
面白い経験ができました。

お会計のとき、一人オペレーションの料理人さんが出てきました。女性の方で、左足を怪我したため松葉杖を使っていました。そんな状態でも料理をしてくれるなんて、さすがプロです。『時間掛かってしまい、済みませんでした』とおっしゃっていて、気遣いの出来る人なんだなあと思いました。これからも頑張って欲しいお店です。

それにしても『アドゥマン』ってどうゆう意味なんでしょう？
ネットで調べてみると、『Ademain…フランス語で、また明日ね！　の意味』だそうです。
アジア料理でフランス語！？
不思議に思っていたら妻も検索してくれて『ギニア語で、おいしい、って意味もあるらしいよ』とのこと。
どちらの意味も、いい訳ですねえ。